algotのブログ

モノ作ってるときに考えてることのストック

特定の好きなモノが無くなってしまった時期

全てのものからより多くのものを得ようとして、目に入るもの全てを受け入れようとしてしまった。


単なる知性の貧乏性である。アレもコレも見識を深めればより面白くなりそう、しかもネットを使えば多種多様なジャンルの情報が際限無く目に入ってくる。便利な情報収集サイトがザッピングを加速させていく。

しかし時間は有限。時間をかけて一つ一つ考えを重ねる暇も無く、他人の批評の上澄みをかすめ取った知識しか残らなくなってしまった。

 

そしてついに特定の嗜好が無くなってしまった。すべてのものから得ようとして。なんにも面白くない。

 

好きになるということは自分でコントロール出来る感覚が必須。知識と経験を活かして自分なりの考察や成果を上げることこそが面白い。聞きかじった知識の上澄みのみでは逆に他人からコントロールされるのみだ。

 

そういった過去を反省し、今は特定のものを一つ一つ丁寧に時間をかけて考察を上げるように努力している。トレンドだろうと文化的価値が高いと言われようと、貧乏性からくる知識のドカ食いは醜いメタボを生むだけ。

コントロール出来る領域は守り、あくまでそこを主軸に動いていきたい。