好きな学問や仕事はどうやったら見つかるか
その前にまず学問や仕事における「好き」とは何か。一言で言うと「自分でコントロールできるもの」。技術や知識、経験値を自分のものにし、自在にコントロールする感覚が面白い、好きという感情に繋がる。
好きに至るまでの技術や知識、経験値というものは生半可なものでは身につかない。特定のジャンルを「好き」になれるまでの技術を身につけるには時に途方も無い努力や苦痛に耐える必要がある。
進学や就職で「自分が好きなモノってなんだろう」と頭を悩ませることが多いかもしれないが、自分でコントロール出来るものが無いのであれば考えても無駄。
音楽を聞くのが好きだからミュージシャンになろうとするようなもので、受け手としての「好き」は発信側の「好き」とは全く違う。仕事や学問はすべて発信側のモノで、好きで発信するものはコントロールできる技術や知識、経験値があって初めて成立する。
世の中様々なジャンルの仕事や学問があるが、それぞれその道の専門家がいる。その道を追求出来るということはそのジャンルが好きだということ。嫌いだったら長い時間をかけて追求なんて出来ない。
そういった意味で言えば世の中に面白くない仕事や学問は存在しない。努力して技術をものにし、追求していけばどんなジャンルだって面白い。
つまり物事をやり続けて追求する姿勢があれば、人生何をやっても好きになれるのである。