algotのブログ

モノ作ってるときに考えてることのストック

センスの良いモノを見続けてセンスが良いモノが作れると思い込む病

センスの良いモノ、一流のモノ、最先端のモノを見続けて目が肥えているといつの間にか自分もそのセンスの良いモノの作り手の仲間だと勘違いしてしまう。

 

「俺はセンスの良いモノを見続けていて、見ていない人間よりも一段上のクラスに存在している」

「センスの良い俺はセンスのいいものが作れる」

「だから今見ているこの作品の作者よりも一段上」

という風に。

 

見る、聞くという体験は確かに大事だが、クリエイションに関わる人間ならば最も大事なことは自ら創作すること、そしてそれを世に出して問うことだ。批評家を目指すならともかく、作り手を目指すならばこれは大前提のはずだ。

 

それをしないでネットでTumblrやVimeo、Pinterestなどのハイクオリティな作品を見続けて目が肥えてしまい、いつの間にか無意識に「知っている」→「作れる」という構図が出来上がってしまう。

 

それを防ぐには作品を世に出し、良いことも悪いことも批評を受け止めて消化するしか無い。